2008年04月23日

【HALO3】ヴァルハラのアラモ砦

“XXXXがゲームを抜けました”。
画面左下にそんなメッセージが流れた。最後の頼みの綱だったカナダ人がとうとう抜けてしまった。まぁこんなシチュエーションじゃ無理もないよな、むしろ彼はめちゃくちゃ頑張ってた。彼に対しては感謝こそすれ決して恨みはしない。
さて、問題なのはこれからオイラ自身がどうするかだ。意味もなくバトルライフルとアサルトライフルをとっかえひっかえしながら、オイラはこの絶望的な戦場の中で、自分の身の振り方に思い悩むのだった。
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主にビッグチームバトルに登場するマップ、ヴァルハラは、両軍のバランス次第でとんでもないワンサイドマッチに陥り易かったりする。
一方に上級プレイヤーが集中している、或いは一方が人数が少ない。そんな状況下で片方が小型戦闘機バンシーを二機とも押さえてしまうと、実力や人数で劣る側は、自陣の砦に封じ込まれ全く打つ手がなくなる場合もあったりする。
今がまさにそれの典型的な状況だ!
開始早々自陣のバンシーに飛び乗り、敵陣目掛けて無防備にすっ飛んでいった野郎が、レッドチームのミサイルポッドにあっさり撃ち落された。するとこのそそっかしいパイロットは、そのままあっさりとゲームを抜けやがった。潔いにも程ってもんがあるぞ!

戦力に差が出てからじりじり押し込まれる我らがブルーチーム。気付けばバンシーを二機とも敵に押さえられてしまった状態だ。上空からオイラたちを狩りまくる二機のバンシー。そしてフィールド上をマシンガンタレットを景気良く響かせる敵のワートホグが縦横無尽に走り回ってる。
うちのワートホグは!?・・・・・みんな壊れている。誰だ!?意味もなく同乗者を乗せず一人でワートホグで敵陣に突っ込んじゃ壊されて帰ってくる奴は!?

そんなワンサイドの空気を感じたのか、味方から三人組のパーティーがごそっと抜けやがった。
まったく、開始前のロビーで賑やかしいパーティーに碌な奴らが居た試しねえよな!もう一人の味方もさり気なく落ちてしまい、残ったブルーチームは僅か三人。
いや、正確には二人だ。もう一人の奴は、どうやら中身が不在らしく、マッチ開始時から仁王立ちのまま微動だにせずだ。
それでもオイラとカナダ人は果敢な抵抗を試みる。・・・・・ごめん、嘘つきました。果敢なのはカナダ人だけ。オイラは完全に戦意喪失気味。

この完全有利な状況にレッドチームは旗獲りを後回しにして、時間一杯ぎりぎりまで我々を狩りまくり、キルレートを上げる構えのようだ。
その証拠にがら空きの旗を誰も獲りにこない。
空には二機のバンシー、地上にはワートホグ。そして岡の上からこちらを狙うスナイパーライフルにスパルタンレーザー。もう完全に詰みの状態、虐殺モードだ。お前らいいから旗獲ってけよ、邪魔しないからさぁ。
とにかくこの状況ではバンシーを撃ち落す術がまるでないもんなあ。
殺されてリスポーンしては、また数秒後に殺される最悪の輪廻。そんな状況から打開策は果たしてあるのか!?
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*オイラが考え付いた打開策
自陣の周囲をマシンガンタレット乱射して走り回ってるワートホグ。バトルライフルでドライバーと銃手を倒してこれを奪う → ワートホグのタレットですかさず二機のバンシーを撃墜、そのまま敵陣に突進 → こちらに狙いを定めるスパルタンレーザーとミサイルポッドの砲火を掻い潜り返り討ち → その勢いで敵陣にワートホグごと雪崩れこみ旗を奪取 → 再びワートホグに乗り込み自陣に旗をテイクアウト、やったね!
・・・・・・ぜったい無理!スタローンとシュワルツェネッガーが手を組んだってそんなの無理。爆風スランプが“無理だ!”の歌詞の一節に加えるくらい無理(♪ 逆転〜 逆転〜 無理だヴァルハラの大逆転 できるもんならやってみろ ハイ!)。

そんな中、ついにオイラの十倍くらい頑張っていたカナダ人がとうとう抜けてしまった。まぁこんなシチュエーションじゃ無理もないよな。
さて、一人残されたオイラはどうしよう!?この一対八の勝ち目のない状況で果敢に抵抗を続けるか?それもありかもな。
マッチ終了後、リザルト画面で待っていたのは、オイラを口々に賞賛するレッドチームの声。
「あんな状況で戦いを諦めないとは、お前は男だぜ!」
「デイビー・クロケットの生まれ変わりかと思ったよ!実にあっぱれだ。」
「まったく、アラモ魂を日本人に見せ付けられるとは思わなかったぜ!」
「感動した!来週産まれてくる子供にヨイチってミドルネームをつけるよ!」
ああ、やったぜ。諦めずに頑張った甲斐があったぜ!

・・・・・こちらの砦に侵入してきたレッドチームの二人組が、オイラのそんなすがるような妄想を軽々と打ち砕いた。
一人はショットガン持ち。そいつのショットガンが火を噴き、オイラは成す術もなく地面に倒れ伏した。
ぐったりと横たわるオイラの死体に、これでもかとさらに銃弾を執拗に、嘲るように撃ち込み続ける二人組。
こらあかん、このまま頑張ってもいい事なんて何一つない。そう悟ったオイラはコントローラのしいたけボタンにそっと手を伸ばしたのだった。

<スクリーンショットはイメージです>
タグ:Halo
posted by 与一 at 17:21| Comment(0) | TrackBack(0) | XBOX360 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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