我らのミッドウェイゲームズが、ついにやばい。
ミッドウェイの筆頭株主であったバイアコムの会長が、保有する同社の全株式を二束三文で売却し、このアメリカの、いや世界のゲーム業界にとって老舗中の老舗は、いよいよ正念場に立たされている。
アメリカでは珍しい生粋のアーケードゲーム企業(この場合のアーケードゲームとは、ピンボールやエレメカの時代まで遡る)であり、コンソールゲームにシフトを移してからは、アーケード時代からの資産であるモータルコンバットやスパイハンター、オリジナルではThe SufferingやRoadKillやR2Rボクシングなど、ボンクラ度満点のゲームを連発して、一部の物好きどもを喜ばせてきたミッドウェイ。
EAスポーツのNFLライセンス独占によって、自社の看板シリーズであったNFL Blitzが打ち止めを余儀なくされると、すかさず架空のリーグを舞台にラフプレイとダーティーランゲージが乱れ飛ぶBlitz the Leagueを製作し、スポーツゲームにも拘わらず栄えある有害ゲームベスト10入りを果たした快挙なんかも記憶に新しい。
そんな我らが愛するミッドウェイゲームズが、存亡の危機を迎えている。
もし懸念される事態にまで至れば、アクレイム倒産以来の大ショックである。
いや、ミッドウェイの果たしてきた歴史的役割、そしてその長い歴史の中で蓄積された莫大な”資産”(その中にはあのアタリから引き継いだ物も多く含まれているのだ)の事を考えれば、そのショックはアクレイム倒産の比ではないかもしれない。
もしもの事態になったら、ガントレットは、ペーパーボーイは、ルートビアタッパーは、モーコンは、そしてボンクラの大好物である武装カーゲームの原点、スパイハンターは一体どうなるのであろう。
ミッドウェイのアーケード時代を知るのにお手軽な一本が、このゲーセンUSA。
本国ではMidway Arcade Treasuresのタイトルで三部作でリリースされたアンソロジーだ。このゲーセンUSAは、その一作目と二作目を再構成した内容になっている。
ミッドウェイのアーケードゲーム以外に、同社が吸収したアタリやウィリアムスのタイトルも収録されているのが特徴で、一つ一つのゲームに触れ出すとキリがなくなるので、ここではモーコンと並ぶミッドウェイの看板タイトル、Spy Hunterについて少しだけ触れておこう。
Spy Hunterは、1983年に登場したトップビュー型の武装カーアクション。路肩に乗り上げると即クラッシュの仕様は、この頃のトップビュー型車ゲームのお約束みたいなものだが、Spy Hunterの基本であるマシンガン、ミサイル、オイルの三種の神器、ウェポントラックに後部から乗り込んでの補給などの諸要素は、すでに確立されている。
'87年登場のSpy Hunter 2は、一転疑似3Dのリアビュー視点に。だけど変わったのはその部分くらい。後はやる事といい、操作性といい、難度の高さといい、一作目と何一つ変わっていない。
ギアシフト操作というこだわり部分が難度を極端に引き上げているのは、一作目、二作目に共通した特徴です。まぁこの意味不明なこだわりが、この頃の洋ゲーらしいと言えばらしいのだけど。
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ミッドウェイじゃじゃとてもとても。
なんにしても任天堂が強すぎる。
中堅どころは大胆な合併に踏み切らないと、どこもやばいような気がします。
THQあたりも案外と青息吐息の状態なんじゃないかなぁ。
チャプター11(民事再生法)ですが
今の北米ゲーム業界の現状を見ると、再建への道はそうとう険しいだろうなぁ。
ヴィン・ディーゼルのWheelManはどうなるんだろう?