これまで数回にわたってフェイスブレイカーを取上げてきたが、その中でオイラはまだ一度も肝心のゲームパートについては触れていない。
まぁオイラなどは、画像をとっかえひっかえ取り込んでは、碌でもないセレブリティボクサーを作り上げて「あはははは、しょうもねえなぁ、ホントに。」と脱力しつつ笑い飛ばすのが、このフェイスブレイカーの本来のゲーム部分だと思っているのだけれど、しかしそんな理屈はなかなか世間には通用しない。
世間、いや、世間以上に保守的なゲームファン層にとって、やはりゲーム部分というのは旧態依然としたゲームの文法に乗っ取ったものでなくてはならないのだ。
だからこのフェイスブレイカーのメインであるゲームパートも、やはりボクシング風格闘ゲームの部分の事になるのだろう。
それに付いて今まで何故触れなかったかと言えば、正直な話出来る限り触れたくなかったからである。
ぶっちゃけこのボクシング風格闘ゲームの出来はすこぶる悪い。いや、悪いなんてもんじゃない。プレイ中、例え自分が優勢であったとしてもイライラは募り、挙句の果てにまだ対戦が続いてるのに「こんなアホな作業やってられるか!」とコントローラーをぶん投げてしまうくらい酷い。
格闘ゲーム部分のベーシックは、ジャブ、強打、ブロックの三すくみの構造。
ただしCPUプレイヤーの反応の速さは半端ではなく、連中を相手にしていると十倍速のじゃんけんを全て後出しされながら行っているような気分になってきます。
イージーモードですらそれ。最難関の”難易度ムリ”などでは、試合中こちらのパンチはせいぜい数発ヒットさせるのが関の山。後はまるでK-1 Romanexでの藤田和之対ボブ・サップ戦のような(「藤田君もう止めてあげて!サップ君が泣いてるじゃないか!」)CPUによる一方的な殺戮劇が待っているだけです。こんなん無理だって!あ、だから”難易度ムリ”なのか。
まずは基本のゲームシステムを、せっかく作成したキャラの顔もろくに拝めないような横から視点の格闘ゲームにした事に根本的なミステイクがあります。
そもそもパリス・ヒルトンだのマイケル・ジャクソンだののキャラを作って、クソ真面目にスピーディーな格闘ゲームをやろうなんて奴は居ないだろ。
もっとこう、ゲーム中に色々奇矯な動きをさせられたり、遊び心満点の行動をとらせたりできるような、ぐずぐずでおおらかなゲームでいいんだよ。
オイラがクリエイトしたセレブリティたちを使って遊びたいのは格闘ゲームじゃなくて”プロレス”(プロレスそのものという意味ではなく)なんだよ!
それにオイラは格闘ゲームを殆んどやらないのではっきりした事は言えないけれど、これって格闘ゲームとしても相当しょっぱい完成度なんじゃないだろうか。
*与一プレゼンツ・セレブリティボクシング第三戦*
”プロレス会場のリングサイドに座る有名人最強決定戦”
イーデス・ハンソン vs 斎藤清六
○清六(延長サドンデスTKO)ハンソン×
作ったこちらも思わず引いてしまうくらい邪悪さを湛えた外見に仕上がった”黒”清六。
パワフルな攻撃でイーデスを圧倒し、”客席王”の本領をリング上でも発揮。
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