2008年07月12日

トニーさんとノリヨサーン

少し前の話。Wits & Wagersのオンライン対戦で、あるアメリカ人プレイヤー(仮にその名前をトニーさんとしておこう)と、一対一ののマッチングになった時の事。
トニーさんは、このWits & Wagersの他にUNOやカルカソンヌを嗜む程度の、少しばかり年配のライトゲーマーらしい(Wits & Wagersには、このタイプのプレイヤーが割と多い)。
それまでは物静かだったトニーさんが突然大騒ぎを始めたのは、どうやらゲーマーカードか何かでオイラの国籍を確認したらしき時だった。
「君はジャパニーズなのかい!?」
まぁWits & Wagersに日本人プレイヤーなど殆んど居ないし、トニーさんのLIVEのプレイスタイルだと、外国人プレイヤーと当たるのは結構珍しい事なのだろう。
そう思っていると、トニーさんが今度は狂ったようにある単語を連呼し始めたのだ。
「Jumping Bomb Angels!Jumping Bomb Angels!」
じゃんぴんぐ・ぼむ・えんじぇるす?なんかいかにもこてこてな和製英語だ。何かレトロな日本製オールドゲームの名前なのだろうか。いや、でもジャンピング・ボム・エンジェルスなんてゲーム、聞いた事ないぞ。
「Jumping Bomb Angels!ノリヨサン!ノリヨサン!ノリヨサーン!」
ノリヨサン?ああー、もしかしてトニーさんの言うJumping Bomb Angelsって、立野記代と山崎五紀のJBエンジェルスの事か!

JBエンジェルスは、クラッシュギャルズブーム華やかりし頃の全日本女子プロレスで結成されたタッグチーム。
日本ではクラッシュギャルズの当て馬的立場で、その実力に見合わない不遇な扱いを受けたこの二人だけど、海を越えたアメリカではその評価は高い。
なにせ彼女らは、後にWWEと名を改めるWWFにレギュラーとして定着して、女子プロレス部門の主力として活躍した経歴を持つのだ。
YOU TUBE映像は、彼女らがWWFのビッグマッチでWWF世界女子タッグタイトルを獲得した試合。ダブルのドロップキックで試合が始まるのは全女のお約束だ。
相手はレイラニ・カイとジュディ・マーチンのグラマーガールズ。グラマーでもガールでもないタッグチームだけど、おばさん顔と侮るなかれ。この二人、アメリカの女子プロレスのオールタイム実力トップ10の中でも最上位に位置する実力者なのだ。
それはもう、実に小気味の良いテンポで進んで行くこの試合のクオリティの高さを見れば一目瞭然だろう。
現在のWWEのディーバマッチとは次元が違う、文字通りプロフェッショナルレスラー同士の確固たるプロレスの試合だ。

それにしても驚かされるのが、JBエンジェルスの人気っぷりだ。特に勝利を決めた瞬間の場内の盛り上がりようは、当時のWWFのトップだったハルク・ホーガン級の騒ぎですよ。
野茂やイチローの登場する遥か前に全米を沸かせていた日本人プロアスリートが女性だったってのは、実に痛快な話だ。
この頃テレビ解説を務めていたビンス・マクマホンが、彼女らの名前をちっとも覚えてないところも要注目。立野記代の事を「ノリノ」などと呼んでいる。あんたがこの二人を招聘したんだろうが!
年若い女性が異国の地に放り出されたら、普通は食事などが合わなくて痩せたりするものだけど、この二人の場合は逆に二倍近く増量して日本に帰ってきた、なんて逸話も残ってる。
しかし、この二人場合は長い黒髪に細い眼という、いかにも欧米人が好みそうな東洋人女性の典型のようなルックスも大きなセールスポイントだったろうなぁ。そりゃトニーさんがぞっこんになる訳だ。
それにしてもトニーさんは、ノリヨサンが40を半ば過ぎた今でもバリバリの現役だって驚愕の事実を、果たして知っているのだろうか。教えといてやればよかったのかな。
英語でそれって何て言えばいいんだろうか?「ノリヨ・イズ・ジャパニーズ・ファビュラス・ムーラ」とか?
殴られそうだな、それ。トニーさんとノリヨサンの両方から。
タグ:プロレス
posted by 与一 at 17:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/102720899

この記事へのトラックバック