2009年07月15日

【Mass Effect】本日の艦内訓辞5

諸君、そのまま手を休めず聞いてくれ、シェパードだ。
今日のLIVEアーケードの配信タイトルは、なんでもあのMonkey Islandのリメイクだと言うじゃないか。
最初にこの話を耳にしたときは、「何で今頃・・・」と、少しばかりびっくりしたが、まぁでもこんな温故知新なら大歓迎だ。
こんな形でPCゲームの古典を現代に甦らせてくれるのは、実に有意義なことじゃないか。コンシューマゲーム機のファンにとっては案外新鮮なタイトルかもしれんしな。
この調子で次はヴァーチャル・ヴァレリーでもリメイクして欲しいところだが・・・・、冷静に考えればまず無理な話だな、それは。
同時配信されるMadballs in Baboも、ぱっと見にはかなり面白そうだし、先週のBF1942といい、最近のLIVEアーケードは絶好調じゃないか。
もっとも私の360は、今福島にお盆帰りしている最中で、落として遊びたくても遊べないのが現状だがな(怒)。
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艦長就任時に「みんな心を広く持つように」なんて訓示した手前、ちょっとLIVEで遊べないだけでイライラするなんて姿は、本来見せちゃいけないんだろうが、でもな、私がこうもイライラしているのは、何も360が手元に無いからだけじゃないのだぞ。
五日前ほどの夜、通信室から「おいサブロー!ちょっとそのバット寄越せ!お前らじゃ頼りにならんから私が打つ!」と猛り狂う声が響いたのを聞いた者も多かったと思う。
そう、日ハム多田野ののらりくらり投球の前に、我らがマリーンズ打線があわやノーヒットノーランを喰らいそうになった日だ。
一イニングに十五点取ったりしたかと思えば、一試合かけて一安打放つのがやっとだったりと、とにかくお前らやることが極端過ぎるんだよ!もっと散らして打て、散らして!
挙げ句に多田野にしてやられた日から、ずるずると五連敗だ。
そんな中でも、連日前向きな材料をなんとか探してコメントするボビーに、ちっとは応えようと思わんのかぁ!
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ええと、他の話題は・・・・、あ、そうそう。都議選が終わったからやっと話題にできるが、今回の面白候補といえば、ついつい新宿選挙区の後藤麻衣ばかりに目が行きがちだったが、うちの方の選挙区でも”大統領”を名乗る人間が出馬して、みんなをちょっぴり和ませてくれたぞ。
もし当選していたら、大統領都議なんて訳の分からない呼称になっていたのかな。
大統領衆院議員、大統領都知事、大統領総理大臣、色々と夢は膨らむところだが、もっともこの名前、選管では受け付けて貰えず、結局ポスター以外は全部本名だったけど、それでもめげずに「私の名は角田豊治と書いて”だい・とうりょう”と読みます」という凄まじい理屈を主張していたのだ。
もし大統領って書いて投票したら無効票になっていたのだろうか・・・・。それはそれでまた色々と揉めそうな話だが。
後はブロック・レスナーや長谷川穂積の凄まじい勝ち方とか、KIDのあの倒れ方にも拘わらず悠長にダウンカウント数えるトンデモレフェリーとか、色々と話題はあるが、まぁその話はいずれしたりしなかったりだ。
なんか今回はちっともMass Effectに絡まない話ばかりだったが、たまにはこんな日もあるだろう。とにもかくにも360本体が戻ってくるまでサレンの追撃はお預けだ!

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2009年07月14日

音楽【The Slits - Cut】

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パンク系アンダーグラウンドミュージックの情報を一手に担ってきたDOLL誌が、今月号で遂に休刊となった。
オイラの手元にある一番古い号は、まだZOO名義だった頃のもの。表紙を飾っているのがDEVOなのだから、もうどのくらい昔のものになるのだろうか。
正直ここ数年は、気になっているバンドが載っていたら買う程度の購入頻度になっていてしまった。
一時期のDOLLは、ある種の人々のオピニオンリーダー的な色合いを備えていたのだけれど、21世紀に入って価値観、嗜好の多様化が当たり前の時代に突入してしまうと、単なるクラスマガジン的な立場に落ち着いてしまっていたように思えていた。
その最終号は、雑誌の総括的なことは一切しないいつも通りの内容で、そこがどことなくらしさを感じさせたりしたのだが、その中で一番興味深かったのが、The Slitsの元ギタリスト、ヴィヴ・アルバーティンへのインタビュー記事だった。
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Sex pistolsやThe Clashとも文字通り密接な関係にあった、ロンドンパンクの申し子的な存在のSlits。
その往年の姿は、『Women in Punk Rock』というドキュメンタリームービーで拝めることができるが、ここでの彼女たちはもうガラが悪いなんてレベルじゃない。怖いもの知らずでタチの悪い姿をさんざん見せつけてくれます。
余談ですが、この映画にはジャーマンニューウェーブバンド、Malaria!の前身、Mania D.の貴重な映像も収録。彼女たちもSlitsに負けず劣らずタチが悪いです。そして意外というか納得というか、一番愛想が良くて性格の良さ丸出しなのが、ヘビーメタル系のGirlschoolだったりするのが結構笑えます。
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初期の奔放でパンキッシュな演奏から、やがて彼女らはレゲエ/ダブミュージックに傾倒していくのだが、このレゲエへのアプローチぶりも、同時代の男連中のパンクロッカーとは一線を画すものだった。
レゲエに傾倒した当時のロンドンパンクバンドというと、The Clash、The Ruts、The Membersなんて辺りが思い浮かぶが、レゲエを教条的に取り込んだClash、レゲエのハードコアな部分に共鳴したRuts、レゲエを日常の音と捉えたMembers(この日本ではめちゃくちゃ過小評価されているバンドも、いずれは取り上げてみたい)と違って、彼女らのレゲエの取りこみ具合も奔放そのもの。
おもちゃを与えられた子供が、それをバラバラに分解してまた適当に繋げ合わせたみたいに、彼女らはレゲエを気ままに解きほぐし、自分たちなりに自由闊達な解釈を加えて、それをフリーキーに再構築した。
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そんなSlitsを後押ししたのが、パンキッシュな精神性と、DIYで拙い演奏力。そして臨時ドラマーのバッジー(このアルバムでのバッジーのドラムは本当に凄い)とプロデューサーのデニス・ボーヴェルの助けを借りて、アルバムとしてまとめ上がった彼女たちのサウンドの集大成が、この大傑作アルバム"Cut"だ。
当時17才かそこらの女の子たちが、独力でこんな他には類を見ないサウンドを作り上げていた事実は、なんか空恐ろしくすら思える。

その後Slitsは、'81年にセカンドアルバム"Return of the Giant Slits"を残し解散。
そして'06年にオリジナルメンバーのアリとテッサが中心となって新生Slitsとしての活動をスタートさせ、EP"Revenge Of The Killer Slits"をリリース。かつてのファンをびっくりさせた。
最近のライブではオリジナルギタリストのヴィヴをステージに迎えたりもしている。この経緯は今月号のDOLLのインタビュー記事が詳しい。
さらに今年中にはフルアルバムのリリースも予定しているらしい新生Slits。
あ、念のため、現在の彼女らには、『Women in Punk Rock』で見せた、かつての怖いもの知らずのガラ悪さは、ちっとも残っていないことを付け加えておきます。

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posted by 与一 at 17:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月13日

【全日本女子プロレス 女王伝説 〜夢の対抗戦〜】

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全日本女子プロレスの会長だった松永高司さんが亡くなった。
オイラは後楽園ホールを始めとする有名会場で、全日本女子プロレスの大会を観ることが一度も無かった。
近所のスーパーに置いてある割引券を手にとって、隣町のお祭りに行くような気分で、近所で行われる地方巡業を観戦する。席は勿論立ち見だ。子供の頃からそんな感じで全女の大会にちょくちょく赴いていた。
オイラの全女観戦歴は、全部この近所の野外特設会場で開催されたドサ回り興行で占められている。
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そんなオイラの心に残る全女の思い出を順序不同で挙げていくと、
近所の電柱に何年も昔に貼られたまま風化して残っていたポスターの残骸。そこに写るマミ熊野の色っぽさ。
近くで見ると単にガラの悪いおっさんだったミゼットレスラー。
オヤジ層の客たちの目を釘付けにしたハニーウイングス(前田薫&高橋美華)のレオタードコスチューム。
子供心にドキドキさせられた、間近で観るベルベット・マッキンタイヤー。
近所のおばさんにあまりにそっくりなので、思わず爆笑してしまったローラ・ゴンザレス。
何もかもが撤去されて、また元の何の変哲もない駐車場に戻ってしまった大会翌日の寂しい風景。
そして松永会長が自ら焼いていた、美味くも何ともない焼きそば。・・・・合掌。
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本作以前にスーファミやPCエンジンなどで発売されていた全女ゲームは、いずれも交流戦華やかりし頃の、全女何度目かの(そして最後の)絶頂期に作られていた物でした。
それに対して、この最後の全女ゲームとなってしまった女王伝説が発売されたのは、全女の洒落にならない台所事情が表面化してしまった'98年。
このゲームを作っている真っ最中に、全女の銀行取引停止処分、経営危機表面化、そしてアルシオン、NEO、全女残留派への選手の三派分裂なんて事態が立て続けに勃発したのでしょう。
次代を背負って立ったナナモモやワッキーらも、この時点ではまだ単なる若手選手。
そんなわけで、苦肉の策か、あるいは単なる開き直りかは分かりませんが、本作は「団体の枠を超えた実現不可能な夢の対抗戦!」のキャッチフレーズの元に、三派に分裂してしまった選手たちを再び集結させています。
全女残留派からは、堀田祐美子、豊田真奈美、井上貴子、伊藤薫、渡辺智子。NEOからは井上京子、前川久美子、下田美馬、三田英津子。アルシオンからはアジャ・コング、チャパリータ、そしてタマフカの二人。
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しかし幾らゲームが夢の対抗戦を謳おうと、我々としてみれば「夢もクソも、半年くらい前まで同じ団体でさんざん闘いあってるじゃねえか。」というツッコミを入れないわけにはいきません。
選手の入場は全て実際の入場シーンの実写ムービー。今ではちょっと考えられないモンドなテイストの入場コスチュームはインパクト充分。
選手の技や受け身のモーションなどは結構よくできているのですが、もう一つのウリである選手の肉声(氏家リングアナ含む)は、ちょっとトホホな仕上がり。
恐らく選手たちは、声をスタジオ収録するときに「聞き取りやすいように、語尾をはっきりさせてゆっくり明瞭に喋るように」などと言い聞かせられたのでしょう。
おかげで試合中は「こ・の・や・ろ・うー」「たー・かー・こー」「い・た・た・た・た・た」などと、およそ臨場感に乏しい、いや、それどころか、あまりにも不自然過ぎてキッチュ極まりないボイスが、のべつまくなしに鳴り響く始末。
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そして非常にもっさりとした選手の動きと試合展開が、女子プロレスらしさを大幅に損なっているのも気になるところです。
選手のモデリングも、なんか凄いことになっています。アジャと京子を除く全選手の顔が、安物のビニール製ダッチドールの顔と瓜二つ(特に豊田)。
「いや、同時代の闘魂列伝とかも、動きは結構もっさりとしてたし、顔なんかもとんでもないことになってたじゃないか。」と言われてみればそうかもしれませんが、そうなるとこの女王伝説の場合は、素材が女子プロレスなだけに、余計にそんなもっさり具合や顔のモデリングの酷さが強調されてしまうのかもしれません。
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ただ、発売から10年も経てしまった今では、そんなこの時代のポリゴンプロレスゲームの優劣なんてのは、些細なことでしかありません。今の目から観れば、どれも五十歩百歩です。
逆に今の時代からしてみると、全女最後のビデオゲームであり、末期全女の混乱ぶりをその背景に持つこの女王伝説は、エキプロや闘魂列伝などより遥かに興味深い作品であると言えるでしょう。
本作が登場した頃には、誰もが風前の灯火と思っていた全日本女子プロレスですが、なんだかんだ言いながらその後、五年以上に渡ってしぶとく延命。
しかし、旅回りの巡業を愛した稀代の興行師、松永会長の波瀾万丈の人生と共に、その全女の30年以上に渡る長い歴史にも、遂に本当の意味でのピリオドが打たれのではないでしょうか。
安らかに・・・・、と言いたいところですが、松永会長に限っては、あの世でもじっとしているようなイメージは、なんとなく湧かないですね。

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タグ:プロレス
posted by 与一 at 16:23| Comment(0) | TrackBack(0) | PS1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月12日

【Ghostbusters The Game】オイラはジャニーン派

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Ghostbusters The Gameの楽しさはお化け退治だけじゃない。
随所に盛り込まれた映画のファンへの、ボリューム満点なサービスの数々だってあるのだ。
試しに自由行動が出来るときに、ゴーストバスターズオフィスの中を、隅から隅までじっくり見て回るといい。
このゲーム中のバスターズオフィスは、細部の細部までそれこそ執拗に再現されていて、見ているだけでもしばらくは飽きが来ないほどだ。
オフィスの二階は研究室と仮眠室。研究室には怪しげな機械や、今ではレトロなコンピュータなどが、所狭しと並んでいる。
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隅にはビデオゲームのアップライト筐体まで完備。そこで油を売っているのは、大抵がベンクマンだ。
仮眠室の脇にあるロッカーの一つは、いつも整理がつかずぐちゃぐちゃの状態。誰のロッカーかは、改めて言うまでもないだろう。
二階と一階を繋ぐのは、階段の他に勿論レイ・スタンツ御用達のすべり棒も備わっている。
オイラも真っ先にこの棒に飛びついて滑り降りた。するとピコンと音を立てて解除される実績。このゲームは実績までぬかりがないぞ。
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そしてミッション中には、PKEメーターによる霊気探索で、思いもかけないボーナスオブジェが手に入ったりもする。
はねるトースターやマシュマロマンのミニレプリカなど、映画版ゆかりのグッズの数々は、発見するときちんとオフィスの中に陳列されていくのだ。
中には『ゴーストバスターズ2』に出てきたボス、ヴィーゴの肖像画なんて大物も。そしてこのヴィーゴの肖像、例の尊大な態度でボキャブラリー豊かに喋ってくれたりもします。
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さらにメインの三人以外にも、映画版に準じたキャストがしっかりと出演。モデリングのみならず声もきちんと担当。
ウィンストン役のアーニー・ハドソンは言うに及ばず、事務担当ジャニーンのアニー・ポッツ、そして映画の一作目でお化け以上にバスターズを悩ませてくれた小役人ウォルター・ペックまでもが再登場。
ペックを演じるのは勿論ウィリアム・アザートンだ。アザートンにしろマーレイやライミスにしろ、今ではもう揃ってアラカン世代だが、ゲームの中でならいくらでも若い姿で登場できる。
ビル・マーレイの兄弟、ブライアン・ドイル・マーレイとジョエル・マーレイも、ちゃっかりカメオ出演。
そして本作オリジナルのヒロインは、'80年代の日本で何故か不思議に人気があったアリッサ・ミラノ。
アリッサとちゃっかりいい仲になるのは・・・・・、ベンクマン、また貴様か!貴様にはシガニー・ウィーバーが居るだろうが!
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残念ながらそのシガニー・ウィーバーは、本作には登場しない。そしてやはりシリーズ主要キャストの一人、リック・モラニスも未登場。
いや、待てよ。モラニスが出てこないってことは、受付嬢ジャニーンはこのゲームの中ではフリーってことになるよな。
映画版に於いても「シガニー・ウィーバーよりは、断然アニー・ポッツ」という感想を抱いていたオイラ。ましてアリッサ・ミラノとの比較においてや!
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「ジャニーン!ジャニーン!確か母性本能をくすぐるのがタイプって言ってたよね!俺なんてどうすかぁ!?」
オフィス自由移動時間が始まると、真っ先にジャニーンの元に駆けつけるオイラ。
嗚呼しかし、残念ながらこのゲームでのジャニーンは、ひっきりなしに掛かってくる電話の応対に追われて、受付のデスクからちっとも出てこないのであった。
アニー・ポッツって、ポスト・ゴールディ・ホーン的な存在になるとオイラは予想していたんだけど、その後はなんとなく地味な脇役女優さんに落ち着いてしまいましたね。

*関連記事
【Ghostbusters The Game】Who You Gonna Call ?

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posted by 与一 at 15:28| Comment(0) | TrackBack(0) | XBOX360 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月11日

【Who Shot Johnny Rock?】クラシック実写ガンシュー

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3DOに力を注いだ海外メーカーで真っ先に思い浮かぶのは、やはりエレクトロニック・アーツ(これはトリップ・ホーキンスとの腐れ縁によるものだったのだろうか)。それから好ゲームを連発してくれてユーザーにとっては頼もしい存在だったクリスタルダイナミクスあたりだろうか。
EAやクリスタルダイナミクスのゲームは、その殆どが日本でも発売されたのだが、同じ3DOに肩入れしたのに、日本では何故かその作品が一つも紹介されないまま終わってしまった北米のメーカーがある。
そのメーカーの名は、American Laser Games(以下ALG)。
その名の通りレーザーディスクゲームを専門とし、あちらでは一時代を築いた会社だ。
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ALGは、元々はアーケードゲームメーカー。とは言っても日本で言われるようなアーケードゲームとは、ちとニュアンスが違う。
盛り場に置かれたエレメカ遊戯台のビデオゲーム版。日本のようなアーケードゲーム文化を持たないあちらでの、ALGのLDゲームの捉えられ方は、恐らくそんな感じだろう。
そして3DOにどんな魅力を感じたんだかは知らないが、とにかくALGは10本を超す自社のアーケードゲームを3DOに移植する。
そのタイトルの大半が、ガンコントローラーを使用した実写レーザーディスクゲーム。
このALGと言う会社が、いかに一つの分野に特化したメーカーであったか、これでお分かり頂けるだろう。
このWho Shot Johnny Rock?も、そんなアーケードから3DOにやってきた実写ガンシューティングの一つだ。
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私立探偵を営むプレイヤーの元にやって来たのは、レッドと名乗る妖しげな女性。
彼女は自分の恋人だったジョニー・ロックを殺した犯人を捜してくれと、プレイヤーに依頼してくる。
そんな依頼と共にプレイヤーに訪れるのは、数え切れないほどのアクシデントの数々。
来客が突然マシンガンをぶっ放してくる。さっきまで何食わぬ顔でオフィスの窓を吹いていた清掃人が、突然室内に躍り込んできて発砲してくる。
こちらはまだ依頼を引き受けるとも言ってないうちにこの騒ぎ。そしてまだ依頼を引き受けるとも言ってないうちに、早くも3回も闇医者送りになりリスタートのハメになるオイラ。
この女、どれだけの厄災を抱えていやがるんだ。それに・・・・・、あんなトリッキーな襲撃、初回プレイで対処できるわけねえだろう!
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画面の奥でエキストラよろしくビリヤードをしていた男が、何の予告もなくいきなり銃を抜いて発砲。
幸薄そうなおばさんの押しているベビーカーの中から、突然ミゼットな人が飛び出してきてトミーガンを乱射。
行き先選択のマップでも気は抜けません。何処に行こうかほんの少し逡巡していると、突然画面が切り替わりトレンチコートの男が「ぼやぼやしてんじゃねえ!」とこちらを蜂の巣にしていきます。
そのたびにバリエーション豊かな嫌味をたれる闇医者に弾を抜いて貰い、またステージの始めからリスタート。
そして所持金が底を尽きると、ついに闇医者から門前払いを喰らい、葬儀屋に棺桶に誘われてゲームオーバー。
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ライフ制なんて気の利いたシステムはなく、とにかく相手に先に発砲されたら終わり。
そしてプレイヤーに襲いかかってくる連中は、いかにトリッキーにこちらを襲撃するかに命をかけているような奴らなので、初遭遇では対処する余裕なんてまるでなしにこちらが撃ち倒されるハメになります。
とにかく相手の襲撃パターンを覚えて、相手がアクションを起こす前にカーソルを合わせてボタンを連打する以外に対処法はないのですが、ステージによっては相手の出現パターンがランダムになったりするので、その対処法も万全というわけにはいきません。
だけどリーサルエンフォーサーズのような実写撮り込みガンシューとも違う、この実写LDゲームの独特のすちゃらかなノリは今では貴重なもの。
その理不尽なゲーム性を差し引いても、体験してみる価値は充分にあると思います。ALGゲームのアンソロジーみたいなものを、どこかが出してくれないものかな。
あちらでは、やはり同社のMad Dog McCreeなどと並んで、クラシックとして愛されている作品。
3DO専用のガンコントローラーであるゲームガンに対応。ただしこのゲームガンは日本では未発売。パッドで遊ぶのは、さすがにちょっと辛いかもしれません。

<北米版 / 日本の3DO本体で動作します>

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タグ:実写ゲーム
posted by 与一 at 15:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 3DO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月10日

【3D Rollercoaster Rush】幻の湖

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iPhoneアプリのレースゲームなどには、自車の操作をiPhone本体を傾けて行わせるタイプのものが、やたらと多いです。
ただ、この傾きセンサーを利用してコーナーリングを行わせるシステムは、一見理にかなっているように見えて、実はおよそ車を操作しているという感覚からは、かけ離れていたりします。
純粋に操作しづらいという側面もあり、オイラははっきり言ってこのタイプの操作法は好きではありません。
ただしこれの対象が車以外の乗り物となってくると、話は違ってきます。
逆にトロッコやコースターのような、アップダウンの激しいレールライド系の乗り物になってくると、この本体を傾けての操作法が、実に理にかなったシステムに思えてくるから不思議なものです。
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この3D Rollercoaster Rushは、以前発売されていたRollercoaster Rushの3D版。発売元は、最近iPhoneアプリでカジュアルゲームを連発しているDigital Chocolate社。
本体を右に傾けると加速、左に傾けると減速するシンプルな操作システム。乗客を喜ばせるような派手なジャンプをきめるとスコアアップ。ただしエクストリームなジャンプの余り着地に失敗すると、コースターは後ろの車輌からどんどん壊れていきます。
壊れないような範囲内でワイルドに走りまくる。そんな微妙なさじ加減が妙に楽しいゲームアプリです。
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と、ここまでなら、単にそこそこ面白い秀作アプリの紹介で終わってしまうところである。しかし、本題は実はここからだ。
このゲームには、メニューに通常のプレイモードやオプションの他に、ボーナストラックという項目がある。
何気にこの項目を選択したオイラ。すると始まったのは、”Digital ChocolateのCEO、トリップと勝負しよう!”というボーナスゲームモード。
・・・・トリップ?聞き覚えのある名前だ。そして画面に映るインチキ臭い笑みを浮かべたその男の顔写真を目にして、オイラは思わずこう叫んでしまった。
「き、き、貴様はトリップ・ホーキンス!ま、まさかこんなところで遭おうとは!」
そう、その男とは、3DOのコアユーザーなら忘れようと思っても忘れられない、3DOシステムの生みの親、トリップ・ホーキンスその人だったのだ!
いや、こいつの場合、生みの親なんて表現は正しくない。3DOの張本人、あるいは元凶といった呼び方のほうが正しいだろう。
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”初期のアップルに貢献し、その後エレクトロニック・アーツを創立。現在はDigital Chocolate社のCEO”。
軽く調べた限りで出てきたホーキンスのプロフィールだ。随分と都合のいいプロフィールじゃねえか!3DO関連のことがごそっと抜かれてるだろうが!
このマルチメディア山師の胡散臭い笑顔に、どれだけの人が迷惑を蒙っただろうか。
松下はこいつを「天才」と誤解した挙げ句に泥沼に嵌り、オイラは6万円近い大金を払って、実質一年半しか寿命が保たなかったハードを買わされた。
「3DOはゲームを超えた次世代マシンだ!」
この男のそんな妄言を、なんであの時のオイラは真に受けてしまったのだろうか。
そして最後は次世代3DOのM2を松下に売り逃げして、とっととトンズラを決め込んでしまったホーキンス。
それがいつの間にかこんな新興会社のCEOに収まっているとは。そしてこの男と、まさかこんなところで再会しようとは!
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”思いがけないところで仇と遭遇する”。映画なんかでよくあるパターンだ。
具体的な映画名を挙げると・・・・、急だとなかなか出てこないものだが、えーと・・・・・、そうそう、『幻の湖』!
あの映画のラストで、愛犬の仇の男がソープのお客として偶然現れるようなものではないか。
『幻の湖』ではその直後に、仇(といっても犬の仇だ)の男と主人公であるソープ嬢の意味不明なマラソン対決が延々と続いたのだが、このトリップとオイラの邂逅は、まさにこのシチュエーションと言えるだろう。
言わばオイラが南條玲子でトリップが光田昌弘。マラソンの代わりにローラーコースター競争で対決だ!
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逃げるトリップのコースターに必死にくらいつくオイラ。
そんなオイラの脳裡を十一面観音や宇宙パルサーや愛犬シロやお市の方の代わりによぎるのは、3DOのロゴや弁当箱のようなメモリーユニットや3DOのCMキャラクターだったアインシュタインの姿だ。
「貴様にだけは負けて堪るかぁ!」
ゴール寸前でトリップの乗ったコースターを抜き去るオイラ。そしてそのままゴール!
「・・・・・飯野賢治さん、高城剛さん、立花博之インタラクティブメディア事業本部長、畑違いのゲーム業界に放り込まれて苦労した松下電器インタラクティブメディア事業部と営業の皆さん、訳の分からない商品を押しつけられて困り果てたパナソニックのお店の人たち・・・・・、勝った・・・・、オイラが勝ったわよぉぉ!」
そしてトリップの土手っ腹を、握り締めた3DOの6ボタンコントローラーで殴りつけ、こう叫ぶのだ。
「お前なんかに、マルティメディアの湖に沈んだ男の恨み節なんて・・・・・!」
どーん!打ち上がるスペースシャトル。
『幻の湖』を観ていない方には何が何やらだろうが、もっともあの映画の場合、観たところで何が何やらさっぱり意味不明な内容だからなぁ・・・・。
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まぁ実のところ、オイラはトリップみたいなインチキ臭さ丸出しのデジタル山師は嫌いではないし、今回再び元気そうな姿を拝めてちょっとばかりホッとしていたりもするのだが。
それにしてもiPhoneアプリは、あの時代を代表するマルチメディア山師たちの集合場所と化しているような気もするなぁ。

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posted by 与一 at 18:09| Comment(2) | TrackBack(0) | iPhoneアプリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月09日

南の島に死す

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昨日はLIVEアーケード久々のビッグタイトル、Battlefield 1943の配信が始まったとあって、フレンド欄が文字通りBF1943に埋め尽くされておりましたが、皆さんはこのままドラクエ9には目もくれずに、南の島でのドンパチにお励みになられるのでしょうか。だとしたら非常に頼もしいことであります。
オイラも昨夜は、家に帰るやいなや真っ先に360の電源を入れてBF1943を落とし、トンプソン機銃片手に南の島に飛び出していったのですが、ものの5分もしないうちに画面全体にノイズが入る事態となってしまいました。
もちろんBF1943が原因ではなく、以前からたまに予兆らしきものがあったのですが、何もこんなタイミングでねえ・・・・。
そんなわけで、昨日このブログ経由でフレンド登録依頼をされてきた方へのお返事が、なにやら死に際のメッセージみたいに不明瞭(なにせ文字を打ってる間にどんどん画面の乱れが酷くなっていく)になってしまいました。誠に申し訳ございません。
それ以前にメッセージがちゃんと送信されたかどうかも分からない状態ですが・・・・。
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本体を再起動したら、右下に一つだけ灯る赤いランプと共に、画面にはE74のエラー番号。
このケースって、確かレッドリング状態と同じ扱いになったような・・・・。つまり保証の対象内。
今度本体に何かあったら、新しくアーケード本体を買ってきて取り替えてしまおうと考えていたけど、保証で済むのなら話は別だ。
やはり2万円の臨時出費は無いに越したことはない。問題の3年の保証期間だが・・・・・、ぎりっぎり間に合う!よし、今回は修理で間に合わせよう。
約10日ほど360と離ればなれになるのは、さすがに寂しいが、いいリフレッシュ期間にはなるだろう。
買ってきたばかりのOverlord 2が、殆ど手つかず状態のままなのが心残りだが・・・・。
まぁこれは「たまにはドラクエでもやってみなさいよ。」というお告げなのかもしれない。たぶんやらないけど。

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posted by 与一 at 15:11| Comment(4) | TrackBack(0) | XBOX360 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月08日

【ウルティマオンライン】今年の天の川

ウルティマオンラインは、こてこてな西洋テイスト丸出しの紛れもない洋ゲーにも関わらず、多くの日本人に愛された不思議なゲームだ。
そしてWizやディアブロといった、やはり日本人にも愛されたゲームと違って、世界がプレイヤーたちの手に委ねられるウルティマオンラインは、その本来のテイストと、プレイヤー側の持つ”和風”西洋ファンタジーの色彩が融け合って、何とも摩訶不思議な和洋折衷の世界を作り上げてきた。
もっとも、そうした自然な形で出来上がった和洋折衷世界ばかりではない。製作者の側から和風世界にすり寄った拡張パック武刀の天地は、プレイヤー側から総スカンをくらい、ただでさえプレイヤーから嫌われていたプロデューサー(当時)のサンソードは、ますますその評判を落とすこととなったのだが。
まあサンソード=悪という考え方は、いくらなんでも一元的すぎるし、オイラ自身はサンソードは功罪相半ばした、そして結果的にUOを延命させた人物だと思っているのだけど・・・・。
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ロード・ブリティッシュが作り上げた世界に、”和風”西洋ファンタジー的世界観のみならず、神社の初詣やら節分やらひな祭りなんて、こてこてに日本的なイベントがなんの違和感もなく共存しているその様を見ると、つくづくMMORPGってのは住人たちによって動かされ性格づけられる世界だと思う。
中世世界と神社や雛壇の取り合わせに、もうオイラたちは何の違和感も覚えないし、もはやそれらはれっきとした在日シャードの季節の風物詩たちだ。
そんな風物詩の一つ、七夕のイベントが今年もブリタニアにやってきた。
年に一度、この季節にしか顔を合わせられないアルタイル(彦星)とベルガ(織姫)のために、ブリタニア住民が一肌脱いで天の川を開通させてやる、という毎年お馴染みの内容だったらしい。
らしいというのは、例によって例の如くオイラはこのイベントに参加できなかったからだ。土曜日の夜9時に家になんか居るわけねえだろう!頼むからたまにはもうちょっと遅い時間にGMイベント開いてくれよ。まぁあちらにも都合とかあるんだろうけどさぁ。
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そんなわけでみんなが開通させた後の天の川をちょいと見学。
アンブラゲート付近にある白いゲートを潜ると、出たところから右上にかけて長々と天の川が繋がっている。
そしてその長い道のりの途中でへたばっているアルタイルを発見。
泣き言三昧のこの馬鹿野郎を放っといて先を急ぐと、笹と短冊で彩られた広場に出た。
短冊には、みんなのそれぞれの願いが綴られている。
「レアアイテムが出ますように」「あの人が復帰しますように」「ステイジアンアビスが失敗に終わりませんように」「万馬券が当たりますように」等々。なんか最後のは論外だが。
オイラも願いを綴ります。
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そうだよ、まだシーズンの前半戦も終えてねえんだよ。来年の監督人事の話をしている場合じゃねえんだよ。江川とか野茂とか何でコーチすらやったことのない人間の名前が取り沙汰されてるんだよ。西村が居るじゃねえか!
え?そんな俗世のことよりも、この場合もっと他に祈願べきことがあるんじゃないかって?
ああ、こうか。「UO嫁が帰ってきますように」・・・・って、ほっとけ!

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posted by 与一 at 17:43| Comment(4) | TrackBack(0) | PCゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月07日

映画【魔獣星人ナイトビースト】

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ドン・ドーラー。この力強い響きを持つ名前に心当たりのある人は、よほどのB級映画マニアだろう。
「ああ、ドン・ドーラー。」
心当たりのある人は、まずこう相槌を打ち、そして「ドーラーね、・・・・ははははは。」と力なく笑うことであろう。
ボルチモアの片隅で低予算のSFやホラー映画を作り続けてきたこの男。
本来ならば誰にも相手にされないところだが、このドーラーの場合は、作る映画全てが救いようもなくくだらなかったので、逆の意味で映画史に(映画史にとっては不本意だろうが)名が残ってしまった稀有な存在なのだ。
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この人の凄いところは、そのクオリティの低さの徹底ぶりだ。
彼はその生涯で10本を超す映画を手がけたが、普通これだけ作ればどれか1本くらいは”他と比べればややまし”程度の作品が生まれたりするものだが、彼に限ってそんな野暮は一切しない。
どうしようもない映画ばかりを作って歴史に名を残した人には、エド・ウッドという先人が居るが、しかしエド・ウッドの場合は、彼の映画に何かを見出す人たちが少なからず存在した。
しかしドーラーに限っては、そんなことは一切無い。将来ティム・バートンが『ドン・ドーラー』という伝記映画を作る可能性だってゼロに等しいだろう。
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そんなドーラー映画の数本は、'80年代のレンタルビデオバブルの折にどさくさに紛れて日本でもリリースされていたのだが、その中の一つにして彼の代表作とも言える作品が、この『魔獣星人ナイトビースト』だ。
アメリカの田舎町を、ゲイリー・グリッターのステージ衣装のような服を着たゴリラ顔のエイリアンが単身襲撃。
そこでやる気のない内輪のキャストたちと、だらだらだらだら緊張感もなく戯れ続けるという、悪夢のようなフィルム。
序盤の山場であるドーラー渾身のSFXが炸裂するエイリアン対保安官&住民連合の銃撃戦に、観る者は早くもげんなりし始め、そして後半唐突におっ始まる保安官の男女のちっともありがたくないベッドシーンを目にしてしまうと、「なんで自分がこんな目に遭わなくちゃならないんだ。」と天をも呪う気分になること請け合いだろう。

そんなドーラーの代表作を、誰も頼んでないのにDVD化してきたのは、案の定トロマ。そしてやはり誰も頼んでないのにこれを日本でリリースしたのは、毎度お馴染みのDARK RABBIT。
こうなったらDARK RABBITは、責任を持ってドーラーのもう一つの代表作、『俺だって侵略者だぜ!』(このやる気のない邦題ときたら・・・・)も、きちんと発売して頂きたいものです。

<追記>
DARK RABBITの次なるリリース予定は、『ドーン・オブ・ザ・デッド』のジェームズ・ガンのデビュー作、『トロメオとジュリエット』らしいです。これは傑作!

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posted by 与一 at 15:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画・DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月06日

【Ghostbusters The Game】Who You Gonna Call ?

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『ゴーストバスターズ』も『ゴーストバスターズ2』も、実は決して際立って面白い映画じゃない。
お話は凡庸だし展開もたるく、ギャグの切れ味だってイマイチだ。あれより優れたビル・マーレイやダン・エイクロイドの出演映画は他にいくらでもある。
だけど『ゴーストバスターズ』は唯一無二の映画だ。優れてはいないけれど、際立って楽しい映画。なんか矛盾していることを言っているような気もするが、とにかくストーリーなんかまるで印象に残らないのに、なんとなく楽しい気分にだけはさせてくれる。そう言う意味では実に'80年代的な映画だ。
そのゴーストバスターズ生誕25周年を記念して登場したこのGhostbusters The Gameは、ダン・エイクロイドとハロルド・ライミスが脚本を手がけた、実質的なゴーストバスターズ3。
いや、映画の3は製作が噂されているから、この場合はゴーストバスターズ2.5と言うことになるのか。
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映画の一作目の途中で、アーニー・ハドソン演ずるウィンストンが唐突に第四のゴーストバスターズとしてメンバーに加わったとき(これは見え見えの黒人観客層に対する配慮だったが)、「そんな奴を入れるくらいなら、この俺をゴーストバスターズで雇ってくれよ!」と身悶える思いをした人は多いはずだ。
あのユニフォームを着て、あの重そうな機材を背負って、あの男前と言えない三人と並んで、ゴースト目がけてプロトンビームをぶっ放したりしたかった。そんな子供じみた願望を抱いていたのは、決してオイラだけではないだろう。
このゲームでは、それが思う存分できるのだ!
映画の一、二作目と、このゲーム版を含めたゴーストバスターズ三部作の中で一番の傑作は、紛れもなくこのゲーム版だ。
何と言ったってこの”ゴーストバスターズ2.5”の主役は、自分なのだから!
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プレイヤーはゴーストバスターズの新入社員。もう見るからにケツの青い若僧。
メンバーからは小僧扱い。特にベンクマンからは、嫌味に満ちたジョークをこれでもかと浴びせられる。
まぁこの人たちは、口は悪いけど決して人が悪いわけではない。ベンクマンだけは怪しいものだが・・・・。
ゴースト捕獲の作業は基本的に釣り。プロトンパックが釣り竿でプロトンビームが針と糸。そしてゴーストを吸い込むトラップボックスが魚籠ということになる。
ゴースト目がけてプロトンビームを放射。見事ゴーストを引っかけたら上下左右に振り回してこれを弱らせ、そのままトラップボックスまで誘導。抵抗するゴーストをボックスに吸い込んだらすかさず回収。
これを手際よくこなせば、メンバーも「上出来だ、小僧。」と褒めてくれるだろう。まぁその横には、プロトンビームの大乱射でホテルを滅茶苦茶にされて、青ざめた顔で震える支配人の姿もあるかもしれないが・・・・。
ゴーストを捕獲して振り回す作業は、PS2のゴーストバイブレーションというゲームにそっくりなのだが、考えてみればそれはゴーストバイブレーションが元々映画ゴーストバスターズの影響下にあったってことか。
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ウィンストンを含めた四人と並んでプロトンビームをぶっ放す。これが出来るだけでこのゲームの面白さは保証されたようなものだが、それに留まらず、Ghostbusters The Gameは細部に渡るまで贅沢に作り込まれた素晴らしいゲームだ。
斬新なアイデア、独自のシステムが無い。このゲームの欠点なんて、せいぜいその程度くらいしか見当たらない。
『ゴーストバスターズ』を観たことがある人がこのゲームをやらないとしたら、それは物凄く勿体ないことだと言うしかない。
いかにも'80年代的な呑気な展開だった映画版と違って、このゲーム版は(舞台は'90年代初頭だが)21世紀的なエクストリームな展開。
なにせ序盤の山場でいきなりマシュマロマンことステイパフが登場するのだ。
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そして映画では愛嬌たっぷりだったマシュマロマンも、いざゲームの中で向き合ってみると、これが怖いのなんの。
タイムズスクウェアをぶち壊しまくるあいつを真下から見上げてごらん。怖いなんてもんじゃないよ。
マシュマロマンの追撃を逃れてビルの中に逃げ込んだとき、ビルの上階の窓からあいつに中を覗き込まれたりなんかされたら、思わずちびりそうになること請け合いだ。
そのマシュマロマン撃退の矢面に立つのは新入りのオイラ。ああ、そうなのね、危ないことはみんな新入りのオイラにお鉢が回ってくるのね。
窓清掃用のゴンドラにぶら下げられて、キングコングよろしくビルをよじ登ってくるマシュマロマンと一対一の激闘。こええよ、こっち登ってくんなよ、てめえ!
マシュマロマンがそうまでして追い求める本作のヒロインは、シガニー・ウィーバーではなく・・・・アリッサ・ミラノ!?このキャスティングも、いかにも'80年代的だなぁ・・・・。

<北米版・リージョンフリー / 日本のXBOX360本体で動作します>

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posted by 与一 at 18:38| Comment(5) | TrackBack(0) | XBOX360 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする